2013年2月4日月曜日

スキーデビュー 長女6歳の場合 初日編


  • 天気の良い日とスキー場選びが肝心


 まずはスキー場選びですが、なるべく自宅から近いところがいいです。そして駐車場からリフト乗り場が近くて、そこが緩斜面だとベストです。大概のスキー場は最下部は緩斜面でペアリフトがあって、ファミリーゲレンデというパターンだと思います。

 こういう視点で選んでいくとおのずとマイナーな地元のスキー場になると思います。リフトが1~3本しかないような小さなスキー場です。

 我が家の場合、比較的大きめのスキー場にしました。そこにした理由は

  ・自宅より片道35分
  ・最下部にファミリー専用のゲレンデ
  ・ペアリフトが低速運転されている
  ・このペアリフト専用1日券が1000円
  ・ゲレンデのすぐ横が駐車場

 これ以上ないと思える条件でした。
 そして天気の良い週末を狙い、いよいよです。


  • 歩く練習はそこそこに、いきなりリフトに乗ります


 さてさてスキー場にやってきました。ゲレンデのすぐ横に車を停めて手際よく準備します。今日は天気が良く絶好のコンディションです。

 まずはスキーブーツに慣れさせるため、ブーツを履いて雪上を歩く練習です。
 歩きにくそうです。この時点で早くも気持ちが沈んできました。まずいなー。

 そしてスキーを履きます。夫婦で手伝ってやっとのことでスキーが履けました。

 長女は思うように動けなくてかなり嫌そうです。リフト乗り場まで歩く練習をしましたが、ほとんど引っぱってやりました。

 リフト乗り場の係りの人に「初めて乗りまーす!」と告げて手伝ってもらいました。降りるときも「初めて降りまーす!」と言ってリフトを減速してもらいました。無事降りることが出来ました。


  • 最初の1本が大変


 坂が始まるところまで移動し、滑り方を教えます。ボーゲンはよくハの字を作ってと言いますが、より直感的に伝わるように「三角を作って!」と伝えます。

 ところがもう気持ちが全くダメで1cmすら降りられません。一緒に滑るしかないなと思い、子供を前にして後ろから抱えるように滑りました。

 しかしこれは失敗です。後ろから抱えてしまうと子供は全体重を預けてきて、自分の足で立とうとしません。これではいくら練習しても上手くならず、おまけに腰がつらい!

 何か方法はないかと思案した結果、手をつないで滑ることにしました。そうすると自分の足で立つので、練習になります。ただ大人のほうは横についてしっかりとボーゲンをして、子供のバタつくスキーにも揺らがない安定感が必要です。

 手をつないでいるので曲がることができませんから、直滑降です。でもここでスピードコントロールの仕方を教えます。「遅くしたいときは三角を大きく、速くしたいときは三角を小さく、止まりたいときはおもいっきり三角!」と教えました。

 うん、出来るね。ちょっとうれしくなってきた?次行こう!


  • スキーは楽しいと思い込ませる


 2本目になると少しだけスピードコントロールが出来るようになりました。そうなると気持ちが盛り上がってきて、自ら3本目に行くと言い出しました。おっ、面白くなってきたか?

 3本目、4本目と1本滑るたびに上達していきます。
 何本か滑った後に、今度は手を離してコーチベルトを付けて滑ってみます。かなり不安になる長女。

 でも実際に滑ってみると何てことはない、あっけなく滑れました。が、「ひもは嫌!手をつないで滑ろう!」と言い出し、ひもは1回しか使いませんでした。

 そのうちに親のほうも慣れてきて、なかば強制的にターンが出来るようになりました。でもこれは親が無理やり引っ張るような感じなので、子供が体重移動して曲がっているというわけではありません。


  • スキーデビューは大成功でした


 結局手をつないであげないと滑れませんが、スキーデビュー1日目としては大成功です。ブランコ、すべり台すら怖い長女があの長い坂を滑り降りてこられたのです。

 妻いわく、「スキーは当分あきらめていたのに、凄いわ!」
 私もこれほどあっけなく滑れるとは思ってもみなかったので、トライスキーと正しい教え方でこんなにも早く楽しく滑れるようになるのか!と子供の可能性を目の当たりにしました。

 次回は手をつながずに自分だけで曲がって止まれる練習を進めて行きます。

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