初日デビューで親と手をつないで緩斜面を降りてくることが出来るようになりました。次は手をつながずに自立滑走を目指します。
- 恐怖心をいかに緩和するか
長女にとって親と手をつないで滑るというのはかなり大きな安心につながっているらしく、一瞬たりとも手を離すととたんに不安になり、全く滑られなくなります。
これまで半日×3回ほど練習してきました。スピードコントロールも結構出来るようになってきているので、親としてはそろそろ自立滑走してほしいところです。
まずは5mぐらい下に親が立ち、「ここまでゆっくりおいで」と子供をキャッチしてやるような感じで一人で滑らせます。それでも娘はかなりびびっており、「大丈夫、大丈夫」と何度も声をかけて、時速1km/h以下の速度でソロソロと滑り降りてきます。
親にキャッチされて止まりました。次は手前で止まるように指示します。
難なく止まれました。やれば出来る!
これを何回か繰り返し、だんだん距離を長くしていきます。最初は5m、7m、10m、20mというように、滑るたびに恐怖心が薄れていき、自分の意思で滑り始めたり止まったり出来るようになってきました。
この流れに乗ると子供は驚くべきスピードで上達します。リフト2回ぐらい練習するともはや恐怖心などなくなり、楽しくて仕方がないようです。さっきまでのびびりがウソのようです。
- 曲がる練習だ
しばらくは【滑り出し→スピードコントロール→止まる】の練習をし、自分の意思で十分にコントロールできるようになってきたので、次は曲がる練習をします。
子供に理論を説明しても全く伝わらない、ということなので、どうやって教えたかというと・・・、何も教えずに親が先導し、「こっちについて来て!」と言って、ゆーっくりジグザグに誘導します。
すると驚いたことに曲がれてしまいます。子供は親について行くのに必死で自然に曲がれてしまいます。何回かターンをするとうまく曲がれなくて直滑降になってしまったので一旦止まります。
そしてまたゆーっくりと誘導します。
あとはこれの繰り返しでだんだん上手になっていきました。
- 緩斜面での自立滑走完成
まだまだ危なっかしいですが、何とか滑る、曲がる、止まるができるようになったところで今シーズンは終わりました。
でも全くスキー未経験の6歳児が、半日×数回で緩斜面を自立滑走できるまでになりました。小さいお子さんでも、辛い練習を最小限にして、楽しい部分をいきなり経験させることによりやる気スイッチが入ります。
またいきなりリフトに乗せることにより、滑走距離が飛躍的に伸びます。この初心者レベルの子供は滑走距離に比例して上手になります。
長女の場合、すべり台すらも降りられない極端な怖がり屋ですが、全く問題なくスキーを滑られるようになりました。しかもうれしいことに「もっと滑りたい!」と来シーズンに向けてやる気満々です。
正直な話、娘にスキーを教えようと思い立ったのが2月の後半で、今シーズンでここまで上達するとは妻ともども思っても見ませんでした。まさに子供パワーです。
来シーズンはプルークボーゲンの完成が目標となりました。
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